「幼児教育の経済学」による非認知的能力とは

読書

こんにちはハグです。

今回は、非認知的側面における幼児教育について書かれてあるヘックマン氏の「幼児教育の経済学」と言う本を読んでみました。

最近、メディアでも日本の子供の貧困が問題となっていますよね。

 

非認知的側面から得ることができる

 

アメリカで検証された、幼児期に身に付けた「やる気」「忍耐力」「調整力」と言う非認知的側面がクローズアップされてきているので、それについて書かれていると知り読みました。

 

アメリカでは、移民の問題もあり教育の格差がとても開いています

この教育格差が、のちの人生に深く関係してきます。働く時には、低賃金で働くことなり、また犯罪にも関与するということが書かれています。

以前は、遺伝子か環境かどちらかが、その人間形成に大きく関係があるとされていました。でも、今はその考えは時代遅れで、遺伝子と環境とはそれぞれが相互作用があり、人間の発達に影響もたらすとされています。

 

子供が育つ社会的環境、特に家庭に目を向けることが必要。

アメリカの子供が、貧困家庭に生まれる率は年々高くなっているそうです。

日本も同じくですが・・・・

 

読んでいくと、ルーマニアにおいて研究されたことが書かれており衝撃的でした。

それは、幼少期にとても深刻なネグレクトにあった子供は、そうでない子供に対して、脳のサイズがとても小さくそして脳皮質の組織が萎縮していることがわかったそうです。

つまり幼少期の環境は、とても重要であること。

 

 

読み進んでいくと、ヘックマン氏が信頼できるデータのとして、ペリー修学前プロジェクト、アベセダリアンプロジェクトの研究のことが。

就学前の幼児に対して、非認知的特質を育てることに重点を置いて、指導をした結果が述べられています。

 

簡単に言ってしまうと、家庭の恵まれない子供であっても、幼少期に非認知的な特質の教えを受ければ、大人になっても学力検査の成績が良く、学歴が高く、収入が多く、持ち家率が高い。そして生活保護受給率や逮捕率が低いといった良い結果に至ったという論理でした。

 

ただ、この本は、ヘックマン氏だけの検証だけを述べているのではなくて、パート2で、ヘックマン氏の提案について、各分野の専門家によるコメントが寄せられています。

 

それぞれの専門家のコメントを知ることで、いろいろな考えを知ることができ参考になります。

 

 

日本におけるヘッグマン氏の研究の意義

 

最後の解説の部分に、修学前教育の重要性と日本における本書の意義を大竹氏が語っておられます。

 

財源が限られている以上、投資には選択と集中が求められる。そこで重要になってくるのは、ヘックマン教授の研究成果などを参考にしながら、就学前教育への支援、とりわけ貧困層への支援に対して税金を投入することが、他の公共政策と比べていかに投資効果の大きなものであるかを説明していくことが必要である。

 

まとめ

ヘックマン氏の検証をじっくり確かめることができる本でした。

子供における教育に関心を持っている人は、読んでみるといいと思います。

読んで、認知力も大切ですが、非認知力も大切だと思いました。幼い頃から体験させる事の重要性を再確認しました。

少し堅苦しい感じもありますが、そこは深く悩まずに読んでみてくださいね。

日本の未来のために、子どもの幼少期に投資できるような国の仕組みをよりいっそう進めていってほしいです。