欲しいのは、テストの点数ですか?実力ですか?

出来事

‎こんにちは。

今回も教員免許更新の講習で、岡山大学のてらさわ教授による講義の内容から得た、子育てママに朗報をお伝えします。

皆さんは、長期記憶の中に潜在記憶と顕在記憶、全く特徴の異なる2種類の記憶があることを知っていますか。

この2つを簡単に説明すると、一夜漬け効果は顕在記憶、実力は潜在記憶です。

 

もう少し説明してみましょう。

今回、てらさわ教授が、私たちに直接実験検証を示してくれました。

講義が始まる前に、音楽をなんとなく流していました。それは、全く気にしせず何も思いませんでした。

そして1時間半ぐらい経った時に、「音楽(リズム)を流すので覚えてくださいね」と音楽を聴きました。

 

それから1時間ぐらい経って、今度は「音楽を流すので、さっき覚えてもらった音楽(リズム)が出てきたらチェックしてください。」と20のリズムを聞きました。

 

さて、答えあわせです。

教授曰く、「さっき覚えたリズムは、全く流していません!正解はゼロ!です。」

えー!全部間違ってる!

私なんか15個チェックしていました。

私の脳はどうなってるんだろう。

間違いだらけ!

ショック!

その後教授は、続けて言いました。

20のうち、さっき覚えてもらったものは流していませんが、講義の最初のほうになんとなく流したものを20すべて流しましたと。

だから、私の頭の中は、さっきのものではないけれど、講義の最初に流していた音楽を、覚えようとしてなくても覚えていたって事?

この記憶こそが、潜在記憶なんです。

 

そして覚えてくださいと言われたメロディー。

これ記憶しようと記憶して覚えたものですから、こちらは顕在記憶。

少しわかりにくいですが、わかってもらえたでしょうか。

 

ほとんどの人は、知らないうちにいろいろなものを処理して記録していっているんですよ。

脳って・・・勝手に仕事してる!すごい!!

 

常識を覆す新事実

人は、感覚情報が入力した瞬間にその情報を脳内に固定し、長期保持し、瞬時に再構成している。

そうなんです。私は体験しました。

 

意味のないリズムに対して、聞いたことがあると反応しているのです。

勝手に、感覚情報で記憶しているんです。

 

潜在記憶ってすごいですね。

 

このような事例などを深く研究していった結果、

寺沢教授は教育ビックデータをインフラとする個別学習支援ができるようになったと。

 

教育ビックデータをインフラとする個別学習支援

 

どういう事?

 

一生懸命に暗記しなくても、科学のちからで、知識習得が可能になると言う事です。

 

先日も、岡山県赤磐市での研究の結果が、テレビで放映されていました。

私事ですが・・・そばにいた娘に、「一夜漬けは、やっぱりいけんよ~。」って言ったのでこのテレビ放送を覚えていました。

 

どんなことを実行しているのかと言うと、一人ひとり、日々のわずかな学習の積み重ねの成果を可視化したそうです。

 

 

可視化?(見えるように)。

そして、その成績の向上を本人にフィードバックする支援が提供でき、学力の低かった子供が自ら学習を継続しようと努力し、できていなかった(この場合は漢字ですが)ことを自力で解決して、次のステップにつなげていく主体的意欲が向上しているんだそうです。

 

また、自分の成績のフィードバックを紙で受け取ることにより、それを自宅に持ち帰って見せることで子供を褒めれる情報を親が手に入れることができる。

保護者が褒めるので、それによって子供は意欲がさらに出て、学力向上につながる。

短期間で、同じことを何度も繰り返して覚えようとするのではなく、長期にわたってまばらに学習を繰り返すのが良い。

 

寺沢教授は、英単語の覚え方などについても考察しておられます。

近い将来この研究が普通に子供たちに届くことと思います。

 

岡山大学 ヒューマン・ビックデータサイエンス研究によって、これからできない子もできるようになる時代が来ます。

 

子どもたちにとって、ストレスのない自分から努力する学習方法が始まるのですね。

とても楽しみです。

 

てらさわ教授の今後の活躍を期待しています。